お姫様の条件

温かいシャワーを浴びて落ち着くと、今までの疲れがどっと溢れてきた。
と同時に、体のあちこちが痛みだす。
「いったぁ〜ぃ」
私は痣のついた足を摩る。
…谷川の奴。
少しは私の事も考えてくれたっていいじゃない。
こんな体で動き回ってたら本当に死ぬわ。
…とにかくもう休みたい。
そう思って、私はシャワーをとめてバスルームを出た。