お姫様の条件

「それより美愛ももう疲れただろ?シャワー浴びて寝ろ。明日はきっと今日の数倍だぞ。なんせ谷川さんだからな」
す…数倍?!
谷川め〜〜〜〜
っでも、今“美愛”って呼んだよね!?
芸能人から名前で呼ばれるなんて私も出世したもんだわ!
「じゃ、シャワー借りまーす……」
私はそう言ってバスルームに。
「あ、ちょっと待って。そこの段ボールにお前の着替えとか全部入ってるから」
海音寺響は玄関に置いてある2つの段ボールを指す。
私はとりあえずその中からパジャマと下着を取り出してバスルームに入った。