お姫様の条件

『とにかく!!今、海音寺は自分の部屋にいる。合鍵は鞄の中に入れておいたから適当に入れ。じゃあまた明日』
「え!?ッちょ…」
谷川は一方的に電話を切った。

……前言撤回!!!
やっぱりこいつは鬼川だああぁ〜!!!
てゆうか今、『また明日』って言ったよね?!
明日もなんかあるのかああぁ!

私は軽く目眩がした。
とにかくもう行こう、いや逝こう。彼の部屋へ…