澄み渡る青空の下。
「…」
………寝てる。
長座布団の上で
丸まって眠っているひもろぎさん。
……夢の中で眠ること、出来るんだ。
夢の中で眠る=現実世界での目覚め、になる
あたしは、眠っていても、そこにそのまま
存在しているひもろぎさんに少し驚く。
……これは
意識が深く沈んでいる状態なのかな?
そんな事を考えながら
立ちっぱなしで、ひもろぎさんを眺めていた
あたしは、その隣に腰を下ろした。
近付いても起きる気配はなく、ひもろぎさんは
すやすやと穏やかに眠り続けている。
無垢なその寝顔に、自然と口角が緩む。
「…」
起こしてしまうかもしれないと思いつつも
その、ふわふわの髪の毛に触れたくなった
あたしは、そっと、その頭を撫でた。
!……ふ、ふわっふわだ……
視覚から得られる情報通りの感触。
羊の毛を触っているかのような
その柔らかな感触がなんともいえず、癖になる。
何度もそれを繰り返していると
「…う……」
身じろぎした後、ひもろぎさんの瞼が
うっすらと開く。
「ご、ごめんね。起こしちゃった?」
「……やめないで。」
「え?」
「もっと……撫でて…」
「…」
引っ込めようとしたあたしの手を
ひもろぎさんは、再び、自分の頭の上に乗せて
寝ぼけた声で言う。
…
……
…………か、かわいい…っ!
もともと普段から可愛らしいって言うのに
寝ぼけたその姿の攻撃力はさらに凄まじい。
そんな風に甘えられてしまったら
あたしの中の母性本能が目覚めてしまう。
顔がニヤついてしまいそうになるのを
なんとか堪(こら)えながら
要望通り、ひもろぎさんの頭を撫でれば
ひもろぎさんは気持ち良さそうに目を細めて
「…」
すうすうと再び、眠りの中へ戻っていく。
心の中で、かわいいかわいいを連呼しながら
その寝顔を眺めていると
「…」
………寝てる。
長座布団の上で
丸まって眠っているひもろぎさん。
……夢の中で眠ること、出来るんだ。
夢の中で眠る=現実世界での目覚め、になる
あたしは、眠っていても、そこにそのまま
存在しているひもろぎさんに少し驚く。
……これは
意識が深く沈んでいる状態なのかな?
そんな事を考えながら
立ちっぱなしで、ひもろぎさんを眺めていた
あたしは、その隣に腰を下ろした。
近付いても起きる気配はなく、ひもろぎさんは
すやすやと穏やかに眠り続けている。
無垢なその寝顔に、自然と口角が緩む。
「…」
起こしてしまうかもしれないと思いつつも
その、ふわふわの髪の毛に触れたくなった
あたしは、そっと、その頭を撫でた。
!……ふ、ふわっふわだ……
視覚から得られる情報通りの感触。
羊の毛を触っているかのような
その柔らかな感触がなんともいえず、癖になる。
何度もそれを繰り返していると
「…う……」
身じろぎした後、ひもろぎさんの瞼が
うっすらと開く。
「ご、ごめんね。起こしちゃった?」
「……やめないで。」
「え?」
「もっと……撫でて…」
「…」
引っ込めようとしたあたしの手を
ひもろぎさんは、再び、自分の頭の上に乗せて
寝ぼけた声で言う。
…
……
…………か、かわいい…っ!
もともと普段から可愛らしいって言うのに
寝ぼけたその姿の攻撃力はさらに凄まじい。
そんな風に甘えられてしまったら
あたしの中の母性本能が目覚めてしまう。
顔がニヤついてしまいそうになるのを
なんとか堪(こら)えながら
要望通り、ひもろぎさんの頭を撫でれば
ひもろぎさんは気持ち良さそうに目を細めて
「…」
すうすうと再び、眠りの中へ戻っていく。
心の中で、かわいいかわいいを連呼しながら
その寝顔を眺めていると


