――…
「仲良くやってるみたいで良かった。」
「うん。佐奈と一緒にいると楽しいよ。」
「お店の手伝いの方はどう?」
「まだ、外には出れないし
接客とかは出来ないんだけど…頑張ってる。」
「ゆっくりやっていけばいいさ。」
話しながらも、ひもろぎさんの目線はずっと
あたしの手元に向けられている。
完成したチョコレートタルトを
座って待っていた、ひもろぎさんの前に差し出せば
お待ちかねのお菓子の登場に
ひもろぎさんは満面の笑みを浮かべて
いただきます!と手を合わせた。
佐奈と友達になれたこと
過去の記憶(トラウマ)を乗り越えたことで
あたしの現実は少しずつ変わり始めた。
ちょっとずつ、おばあちゃんの仕事の手伝いができるようになって
目標も出来た。
まずは、おばあちゃんへ恩返し。
お店の仕事を、もっと手伝えるようになること。
佐奈を健康的に太らせること。
外出できるようになること。
そして、一番の目標は―…
学校に行けるようになること。
勉強自体は、学校に行く行かないに関わらず
ずっと、独学で続けていたし
今の学校に編入した後も
一応、レポート提出はしていたから
後は、スクーリングに行けるようになれれば…
この先の未来の選択肢が広がる。
まだ、自分が将来
どうしたいのかは分からない。
でも、もう一度
学校という場所で学んで
色んなことに、挑戦してみたいと思った。
「仲良くやってるみたいで良かった。」
「うん。佐奈と一緒にいると楽しいよ。」
「お店の手伝いの方はどう?」
「まだ、外には出れないし
接客とかは出来ないんだけど…頑張ってる。」
「ゆっくりやっていけばいいさ。」
話しながらも、ひもろぎさんの目線はずっと
あたしの手元に向けられている。
完成したチョコレートタルトを
座って待っていた、ひもろぎさんの前に差し出せば
お待ちかねのお菓子の登場に
ひもろぎさんは満面の笑みを浮かべて
いただきます!と手を合わせた。
佐奈と友達になれたこと
過去の記憶(トラウマ)を乗り越えたことで
あたしの現実は少しずつ変わり始めた。
ちょっとずつ、おばあちゃんの仕事の手伝いができるようになって
目標も出来た。
まずは、おばあちゃんへ恩返し。
お店の仕事を、もっと手伝えるようになること。
佐奈を健康的に太らせること。
外出できるようになること。
そして、一番の目標は―…
学校に行けるようになること。
勉強自体は、学校に行く行かないに関わらず
ずっと、独学で続けていたし
今の学校に編入した後も
一応、レポート提出はしていたから
後は、スクーリングに行けるようになれれば…
この先の未来の選択肢が広がる。
まだ、自分が将来
どうしたいのかは分からない。
でも、もう一度
学校という場所で学んで
色んなことに、挑戦してみたいと思った。


