「榊の事とか、おじいちゃんの事
たくさん聞けて良かった。」
「佐奈のおじいさん、強いね。
妖怪も悪霊もみんな追い払っちゃうなんて。」
なんでも昔、みなかみさまのお使いで
りんさんが榊さんのもとを訪れた際に
良くない存在に絡まれて困っていた所
佐奈のおじいさんに助けてもらったとの事。
「視えるだけじゃなくて、祓えるなんて
私も知らなかったよ。」
「榊さんは言ってなかったの?」
「色んなものが視えるやつだった、とだけ。」
「そっか。」
「すずは、あれから榊には会った?」
「ううん。こっちに帰ってきて
お礼を言いに行った時以来、会ってないよ。
何回かお参りには行ったけど。」
無事に、りんさんと会えたことを伝えれば
『良かったな。』と
榊さんは優しく微笑んでくれた。
榊さんが、この町を守っている神様だと
知ったのはその後の事で
それからは一度も会えていない。
「そっか。」
「…会って、話したい?」
最初は、榊さんの姿を
視ることが出来ていた佐奈だったけど
今はその姿を認識することは出来ないのだと
教えてくれた。
みなかみさまと違って
榊さんの神様としての力は弱くて
気軽に人前に姿を現すことは出来ないと
りんさんも言っていた。
たくさん聞けて良かった。」
「佐奈のおじいさん、強いね。
妖怪も悪霊もみんな追い払っちゃうなんて。」
なんでも昔、みなかみさまのお使いで
りんさんが榊さんのもとを訪れた際に
良くない存在に絡まれて困っていた所
佐奈のおじいさんに助けてもらったとの事。
「視えるだけじゃなくて、祓えるなんて
私も知らなかったよ。」
「榊さんは言ってなかったの?」
「色んなものが視えるやつだった、とだけ。」
「そっか。」
「すずは、あれから榊には会った?」
「ううん。こっちに帰ってきて
お礼を言いに行った時以来、会ってないよ。
何回かお参りには行ったけど。」
無事に、りんさんと会えたことを伝えれば
『良かったな。』と
榊さんは優しく微笑んでくれた。
榊さんが、この町を守っている神様だと
知ったのはその後の事で
それからは一度も会えていない。
「そっか。」
「…会って、話したい?」
最初は、榊さんの姿を
視ることが出来ていた佐奈だったけど
今はその姿を認識することは出来ないのだと
教えてくれた。
みなかみさまと違って
榊さんの神様としての力は弱くて
気軽に人前に姿を現すことは出来ないと
りんさんも言っていた。


