「、、、わたしって、冴くんにとって、どんな存在?」
「えっ?」
「わたしを彼女にしてくれたのは、甘えられるようにしてくれる為?冴くんから"好き"って言われたことないし、、、わたしのこと、女として見てくれてるのかなって、」
わたしがそう言いかけていると、冴くんはわたしの顎に手を添え、わたしの顔を冴くんの方に向けさせる。
そして気付けば、わたしは冴くんと唇を重ねていた。
冴くんは唇をそっと離し、鼻が触れる距離で「こうゆうことが無くて、不安になってたのか?」と言った。
わ、わたし、、、今、冴くんとキスしちゃった?
恥ずかしくて、自分で赤面していくのを感じる。
冴くんは優しく微笑むと、「月麦は俺にとって大切な存在だし、ちゃんと一人の女性として見てる。ごめんな、不安にさせてたなんて気付かなかった。」と言った。
「ううん、わたしが勝手に不安になってただけだから。」
「、、、いや、俺もさ、何てゆうか、、、10年も彼女居なかったから、そうゆうタイミングとか、色々忘れててさ。30にもなって、情けねーよな。」
冴くんは照れくさそうにそう言った。
「でも、良かった。冴くんの口から"大切な存在"だって聞けただけで嬉しい。」
わたしがそう言うと、冴くんはわたしの額に自分の額をコツンと当てると、「月麦、覚えてるか?可愛いこと言ったら、次は手加減しないから覚悟しとけよって言ったの。」と言い、わたしが覚悟する暇もなく、わたしをソファーに押し倒し、唇を重ねてきた。
そのキスはさっきの優しいキスとは違い、甘く深いキスでわたしはキスだけで吐息が漏れてしまう程だった。



