次の日。
出社すると、既に冴くんは居て、店舗巡回に行く支度をしていた。
そして、商品部住余の人たちに店舗巡回で一日留守にする旨を伝え、「じゃあ、行って来るな。」とわたしに一言声を掛けてくれ「行ってらっしゃい。」と伝えると、冴くんは店舗巡回へと出掛けて行った。
すると、冴くんが居なくなった途端、「やったー!今日は鬼が居ない!」と喜びの声を上げる深見さん。
渋谷さんも「こんな日滅多にないんだから、まったり過ごそ!」と仕事をサボる気満々だ。
わたしはそんな二人を横目に今日やらなきゃいけない業務の優先順位を考える。
今日はまず、来週の広告に載る大型家電を在庫センターに確認するのと、それからCLAシステムに打ち込みをして、、、
キャ◯パスノート5冊セットも広告に載るから、各店舗への納品数の確認と手配もしなきゃ。
あとは夏カードの納品と、春カードの返品指示書流して、、、
やらなきゃいけない事は次々と出てきて、わたしはその優先順位を考えながら、業務を進めていった。
するとお昼頃、深見さんが「ねぇ、風早さぁん!」と声を掛けていた。
滅多に話し掛けてくることのない深見さんが猫なで声でわたしに話し掛けてくるなんて、、、
嫌な予感しかない。
「何ですか?」
「あのね、お願いがあるんだけどぉ〜。」
そう言って、深見さんはわたしにあるリストを差し出してきた。



