悪女、チャレンジします!

家に帰って、バタンキューっと部屋のベッドで横になる。

今日の出来事、夢じゃないよね?

ほっぺをむちっとつねってみる。うん、しっかり痛い。

やっぱり全部本当のことなんだ。

勢い余って、生徒会に入るなんて言っちゃった。

私のキャラ的にそういうのって違うと思ってた。

みんなのためとか、学校のためとかそういうことで行動なんてできないもん。

それに常盤君、私のこと女子として見てないし。

あーあ、どうしてこんなことになっちゃったんだろう。

そう思いながらまだ、心臓のドキドキは止まっていない。

常盤君に告白(私の想像とは違ったけど!)されてからずっとドキドキしっぱなしだ。

常盤君が私のことを必要としてくれたんだよね。

例え恋愛の理由じゃなくても、それは嬉しい。

生徒会に入れば常盤君と一緒にいる時間も多くなる。

そう考えたら生徒会も悪くないかも……。