さとみside


🩵「君は誰なの」

ころんが俺を無視して彼女に声をかけた

そういえば彼女の名前も知らない

「わたし、、、、誰、ですかね?」
「名前呼ばれて来なかっんで、、、わかんないです」

困ったように笑う彼女をみてなんだか悲しくなった。

どうしようもなく抱きしめたくなった。

⁇「じゃあ自分で名前つけたらっ?」

急に何を言い出すかと後ろを振り返ると莉犬がいた

❤️「名前、どんなのがいーの?」

「え、別にないです、どーでもいいんで」

❤️「えー!もったいないよ、、、」

🩵「じゃあ僕たちが名前つけちゃう?」

まったく、突拍子もない事を言い出す奴らだ

🩷「あのな、そーゆーのはちゃんと元々の名前があるわけで、、、」

「ないです」

彼女の声がしんっ、と部屋に響く

俺たちは彼女の凛とした姿に固まった