「いーよ」

そう言われてあたしは目を開けた。

そして自分の首元を見る。

キラキラと輝くモノがあたしの首元を飾る。

ネックレスだ。

雪の結晶がモチーフにされているネックレス。


「可愛い…」


大好きな人と想いが通じ合って、その上こんなに素敵なプレゼントをもらえるなんて。

幸せすぎるよ。

こんな贅沢なクリスマスを過ごしていいの?



「拓真、ありがとう。すごく嬉しい。一生大切にするからね」


「気に入ってくれたみたいで良かった」


その言葉にあたしはにっこり笑った。



「あたしも、渡したい物があるんだけど」

そう言ってあたしはオレンジ色のリボンがされた包みを渡した。


「まぢで?サンキュー!!早速あけるわ!!」

あたしは頷いた。