そう思うと憤慨した。私はペットなんかじゃない、生徒会長なのだーー。
ドンッ
引っ張られるまま、昨日も来たあの部屋、に来てしまった。
ドアが閉められる音がする。
もう逃げられないーーと咄嗟に思った。それから、また昨日のようなことをさせるんだと思った。
ダメだ…今度は私が押したおしてやる。
そう思ったのに…
今私は、壁ドンをされていた。
上裸の男に。
プチップチッ
音がして、私も上裸になっていた。
こういう経験がない私は、押したおし方がわからなかった。
えっと、顎クイとか…?
よく少女漫画で見るやつだ。相手の顎を指でクイッとするやつ。
彼の顎はスッと綺麗に尖っていた。
そーっと指を動かすと、ぱっと掴まれた。
「ひゃ…」
痛くて思わず声が出る。
「ペットがご主人であるオレに敵うと思うか?」
耳元で低くも意地悪い響で囁かれる。
スッと耳に指が触れる。
「ひぁっ…」
我ながら変な声だ。
でも、自然と出てしまう。
そのあとのことは覚えていない。
体に身を委ねていた。
はずだが、気がつくとベットにいた。生徒会室の。
「あれくらいで倒れちゃうなんて…相当ピュアなんだね?」
彼の声がして、私は思わずビクッとした。それから、忘れていた先ほどの出来事が蘇る。
あのあと、何度かキスをされた。
あとは…体も触られたっけ?
思い出すと、また熱が出てきて倒れそうになる。
「大丈夫ですか、会長!?」
鈴が声と共に駆け込んできた。
「ああ、うん…、いたんだね。」
「えっひどいです〜!!」
と言う鈴のあとには、絵文字のぴえんがありそうだった。
「じゃ、オレは帰るよ。」
前男はそう言うと、何事もなかったように去っていった。
「もう熱は下がりましたか?ご両親もうすぐ来られると思います。」
鈴が手を当てながら言う。
私はまさかと思った。
「え…私が倒れた理由、彼はなんと言ってた?」
「前男さんですか?風邪と言ってましたが…」
キョトンと鈴が答える。
「そう…」
そのまさかだった。あんなことしておいて、嘘をつくとは。とんだクズ男だな…と思った。
「大丈夫よ。」
私はベットから起き上がると、デスクに移動した。
鈴は顔をしかめていた。「さっきの質問…ちがうってことですか?」
そう捉えちゃうか、と私は焦った。「いや、記憶がなくて。」
「そうですか。」そう聞いてほっとしたようだった。
私もほっとし、仕事に戻った。
両親はすぐに迎えにきた。
正直さっきのことで私は疲れていたので、家に帰れることに喜んだ。
生徒会のみんなにさよならをすると、両親と生徒会室を離れた。
家に着いてすぐ、私はベットに横になった。
もう彼が来ないといいけど…と先ほどのことで思った。
すぐに眠たくなり、夢へと入っていった。
ドンッ
引っ張られるまま、昨日も来たあの部屋、に来てしまった。
ドアが閉められる音がする。
もう逃げられないーーと咄嗟に思った。それから、また昨日のようなことをさせるんだと思った。
ダメだ…今度は私が押したおしてやる。
そう思ったのに…
今私は、壁ドンをされていた。
上裸の男に。
プチップチッ
音がして、私も上裸になっていた。
こういう経験がない私は、押したおし方がわからなかった。
えっと、顎クイとか…?
よく少女漫画で見るやつだ。相手の顎を指でクイッとするやつ。
彼の顎はスッと綺麗に尖っていた。
そーっと指を動かすと、ぱっと掴まれた。
「ひゃ…」
痛くて思わず声が出る。
「ペットがご主人であるオレに敵うと思うか?」
耳元で低くも意地悪い響で囁かれる。
スッと耳に指が触れる。
「ひぁっ…」
我ながら変な声だ。
でも、自然と出てしまう。
そのあとのことは覚えていない。
体に身を委ねていた。
はずだが、気がつくとベットにいた。生徒会室の。
「あれくらいで倒れちゃうなんて…相当ピュアなんだね?」
彼の声がして、私は思わずビクッとした。それから、忘れていた先ほどの出来事が蘇る。
あのあと、何度かキスをされた。
あとは…体も触られたっけ?
思い出すと、また熱が出てきて倒れそうになる。
「大丈夫ですか、会長!?」
鈴が声と共に駆け込んできた。
「ああ、うん…、いたんだね。」
「えっひどいです〜!!」
と言う鈴のあとには、絵文字のぴえんがありそうだった。
「じゃ、オレは帰るよ。」
前男はそう言うと、何事もなかったように去っていった。
「もう熱は下がりましたか?ご両親もうすぐ来られると思います。」
鈴が手を当てながら言う。
私はまさかと思った。
「え…私が倒れた理由、彼はなんと言ってた?」
「前男さんですか?風邪と言ってましたが…」
キョトンと鈴が答える。
「そう…」
そのまさかだった。あんなことしておいて、嘘をつくとは。とんだクズ男だな…と思った。
「大丈夫よ。」
私はベットから起き上がると、デスクに移動した。
鈴は顔をしかめていた。「さっきの質問…ちがうってことですか?」
そう捉えちゃうか、と私は焦った。「いや、記憶がなくて。」
「そうですか。」そう聞いてほっとしたようだった。
私もほっとし、仕事に戻った。
両親はすぐに迎えにきた。
正直さっきのことで私は疲れていたので、家に帰れることに喜んだ。
生徒会のみんなにさよならをすると、両親と生徒会室を離れた。
家に着いてすぐ、私はベットに横になった。
もう彼が来ないといいけど…と先ほどのことで思った。
すぐに眠たくなり、夢へと入っていった。



