壇上に国王陛下の隣に居る王妃陛下は、私たち二人を苦々しい顔で見つめているけれど、彼女もダスレイン大臣に上手く言いくるめられている。
血のつながりはないかもしれないけれど、ウィリアムは愛される資格を持つ男の子であることは、彼女もいずれは認めてくれることになる。
それには、諸悪の根源……ダスレイン大臣を打ち倒すことが条件となる。
今の私が、何を言っても駄目だ。彼は善意の人格者として、王族や貴族に認知されている。
もう何ひとつ言い訳の出来ぬほどの悪事の証拠を、私はこれから集める必要がある。
私たちが挨拶に来る貴族たちと和やかに談笑していた時、にこやかな笑顔を浮かべ、ダスレイン大臣は現れた。
「……親愛なるウィリアム殿下。それに、婚約者のモニカ様。お二人にご挨拶が出来て、光栄です」
……来たわね。
アガタ・ダスレイン公爵、そして、現王に重用される大臣……善人そうな顔をしつつ、裏では王位簒奪をもくろむ大罪人。
「あら……ダスレイン大臣。こんばんは。良い夜ですね。ウィリアム。彼は公爵位にあられる、ダスレイン大臣ですわ」
「……ああ」
血のつながりはないかもしれないけれど、ウィリアムは愛される資格を持つ男の子であることは、彼女もいずれは認めてくれることになる。
それには、諸悪の根源……ダスレイン大臣を打ち倒すことが条件となる。
今の私が、何を言っても駄目だ。彼は善意の人格者として、王族や貴族に認知されている。
もう何ひとつ言い訳の出来ぬほどの悪事の証拠を、私はこれから集める必要がある。
私たちが挨拶に来る貴族たちと和やかに談笑していた時、にこやかな笑顔を浮かべ、ダスレイン大臣は現れた。
「……親愛なるウィリアム殿下。それに、婚約者のモニカ様。お二人にご挨拶が出来て、光栄です」
……来たわね。
アガタ・ダスレイン公爵、そして、現王に重用される大臣……善人そうな顔をしつつ、裏では王位簒奪をもくろむ大罪人。
「あら……ダスレイン大臣。こんばんは。良い夜ですね。ウィリアム。彼は公爵位にあられる、ダスレイン大臣ですわ」
「……ああ」



