【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。

 バタバタバタと音がして、背後を振り向けば、そこにはさっき出て行ったはずの兵士。近くでご飯でも食べていたのか、手には飲み物が入ったコップを持っていた。

 ここで、捕まったらもう……逃げられないわよね。

 だって、私が自力で鍵を開けられることは知られてしまった。

 それに、ここではないダスレイン公爵邸になんて連れていかれたら、情報も何もなく、逃げることができなくてもう一貫の終わりよ。

 私の背中には、ゾゾッとした嫌な予感が走っていった。