「……あ! 金です。ありました。あそこです! ウィリアム様!」
私は両手を突き出して彼の身体を離すと、通常ならば、あまり見ることのない天井付近にきらめく金を見つけた。
まるで、天井を覆い尽くすような金。とてつもない埋蔵量だ。
すごいわ……まあ、こんな場所に隠されていたのね。
小説の中ではここに金脈があるという描写しかわからなかったから、気が付かず通り過ぎてしまうところだった。
けれど、これならば山の崩落を防ぐための対策は必須だし、しっかりとした足場を作らなければ……鉱夫たちの安全第一で時間を掛けて、金を掘り出す必要があるわね。
「は? ああ……ああ。うん。そうだな」
振り向いた時に、ウィリアムは何故か両手を何度か握っては開く動作をしていた。一体、何をしているのかしら。
「これで、オブライエン一家を護衛として雇えますわ! 彼らが私たちの味方になってくれれば、どんな敵も恐れるに足りません」
私は嬉しかった。
これで、何もかも上手くいくだろう。
……けれど、そういった浮かれた気分の時に、往々にして致命的なトラブルが起こるもの。
私は両手を突き出して彼の身体を離すと、通常ならば、あまり見ることのない天井付近にきらめく金を見つけた。
まるで、天井を覆い尽くすような金。とてつもない埋蔵量だ。
すごいわ……まあ、こんな場所に隠されていたのね。
小説の中ではここに金脈があるという描写しかわからなかったから、気が付かず通り過ぎてしまうところだった。
けれど、これならば山の崩落を防ぐための対策は必須だし、しっかりとした足場を作らなければ……鉱夫たちの安全第一で時間を掛けて、金を掘り出す必要があるわね。
「は? ああ……ああ。うん。そうだな」
振り向いた時に、ウィリアムは何故か両手を何度か握っては開く動作をしていた。一体、何をしているのかしら。
「これで、オブライエン一家を護衛として雇えますわ! 彼らが私たちの味方になってくれれば、どんな敵も恐れるに足りません」
私は嬉しかった。
これで、何もかも上手くいくだろう。
……けれど、そういった浮かれた気分の時に、往々にして致命的なトラブルが起こるもの。



