「そういえば、お前。最近、また何処かに行っているだろう。この前は、お針子の修行。今回は一体、何を企んでいるんだ?」
「企むなどど……なんだか、人聞きが悪いですわ。ウィリアム様。万が一に備えているだけです。備えあれば憂いなしと言うでしょう」
半目になったウィリアムに問われ、私は肩を竦めた。
最近、嗜んでいる習い事が楽しくなってしまって、以前ほどはあまり離宮に行けていない。ウィリアムは私と一緒に過ごす時間が減って、不満なのかもしれない。
私と一緒に外出するようになっても、ウィリアムはあまり人を寄せ付けなかった。
これまでに理不尽な理由で閉じ込められていた彼の気持ちを考えれば、それも無理もないことだと思う。
だんだんと慣れていけば、小説の中でいきいきしていたウィリアムのように、信頼出来る人たちに囲まれるはずよ。
「……まあ、モニカすることに、間違いはないと思うが」
あ。また、胸がきゅんとした。
そうね。ウィリアムに信頼されている発言をされると、私は嬉しいんだわ。
「なんだか、嬉しいです。ときめくって、こういう事を言うんですね」
「企むなどど……なんだか、人聞きが悪いですわ。ウィリアム様。万が一に備えているだけです。備えあれば憂いなしと言うでしょう」
半目になったウィリアムに問われ、私は肩を竦めた。
最近、嗜んでいる習い事が楽しくなってしまって、以前ほどはあまり離宮に行けていない。ウィリアムは私と一緒に過ごす時間が減って、不満なのかもしれない。
私と一緒に外出するようになっても、ウィリアムはあまり人を寄せ付けなかった。
これまでに理不尽な理由で閉じ込められていた彼の気持ちを考えれば、それも無理もないことだと思う。
だんだんと慣れていけば、小説の中でいきいきしていたウィリアムのように、信頼出来る人たちに囲まれるはずよ。
「……まあ、モニカすることに、間違いはないと思うが」
あ。また、胸がきゅんとした。
そうね。ウィリアムに信頼されている発言をされると、私は嬉しいんだわ。
「なんだか、嬉しいです。ときめくって、こういう事を言うんですね」



