『人妻の過去』

地元には…


あの人が居る…。


仁君が…今までで一番好きだった。


そう、馬鹿正直に、アタシに話すくらいの元カノ…



その人にも会うの?−−−


本当は聞きたかったけど、離れるときくらい喧嘩はしたくなかったから。



不安を抱えながらも…


左手のリングと


買ってもらったばかりのバングルを見つめて。



アタシは彼女!


アタシが彼女!!


呪文のように唱えた…。




仁;じゃあな!


あきな;うん。気をつけてね,


仁;浮気すんなよ!


あきな;しないよ!…仁君こそ!!


仁;俺は、飲みまくって終わるわ!(笑)


あきな;アタシなんてバイトだし!(笑)



そんな会話を交わした。


アタシもいつか…


仁君の地元に連れて行ってね…


仁君の育ったところを


見てみたい。



仁君の事を


もっと理解出来るように…