『人妻の過去』

だいぶ腰も良くなってきた!と仁君が言った夏…


アタシ達は2人共,夏休み中で


真昼間から


仁君の部屋でいいムードになった。


いざ!


と言うとき…アタシは避妊について仁君に聞いた。


あきな;アタシ、妊娠したら困る…


仁;…だょな。確かあったと思うんだけど…


そう言って仁君はロフトにある、小さな押し入れをゴソゴソとあさり出した。


仁;あった!!!


そこには…


誰と使ったかわからないコンドームの残り数個があった。


仁君との初めてのエッチが…


アタシとするために用意されたモノではなくて…


誰かとするために用意されたモノで…


それは、


仁君とやっとひとつになれる喜びも掻き消して…


仁君という人の人格を疑ってしまう…


悲しい行為になった。


腹いせに


仁君の首に、


ちょっとやそっとじゃ消えないキスマークをつけてやった。


仁君はそれに気付いて、とても焦っていて…キレはじめて…


アタシの仁君への疑いは


益々深まって行った。