『人妻の過去』

夕ご飯は、簡単にソウメン。



2人で向かい合って食べていたとき、急に吐き気に襲われてトイレに駆け込んだ。



…お腹に居るってわかった途端、ツワリ?!



トイレに向かって何度も何度も吐きながら



驚きと悲しみと戸惑いと…いろんな気持ちが入り交じっていた。



トイレを出て、口をゆすいでいたとき



仁;まじツワリ?吐いてただろ?俺まで食欲落ちるわ〜!!!



冗談なのか本気なのか…



とにかく仁君の言葉はアタシを傷つける…。



わかってたなら背中くらい摩ってくれても良かったんじゃないの?



そう思いながらも口から出た言葉は



あきな;…ごめ…。



悪いなんて思わないから…。思ってないのに謝ってるアタシは…



結局



仁君を好きだから?…



機嫌を損ねたり…言い返して喧嘩になるより



『ごめん』の一言は



ずっと簡単で



楽だもの。