2度目の初恋はセレナーデのように



 〇歌音の家(11月に)
 歌音を囲み、バースデーソングを歌う見雪一家とと久遠一家。


 歌い終わるとクラッカーを鳴らす。



 一同「「「18歳の誕生日、おめでとう!!」」」



 歌音「ありがとう皆」


 笑顔に囲まれた歌音も満面の笑み。



 【今日は私の誕生日です!】




 母「歌音ももう18歳か……早かったわね」

 父「うおおおん。もう巣立っちゃうなんて~!」

 (かなで)「親父汚い。鼻拭いてくれよ。ってか歌音はまだ巣立たねえって!」


 陽暁母「あんなに小さかった歌音ちゃんが大きくなって」
 陽暁父「ほんとにな。時が経つのは早いもんだ」


 歌音「あははは」


 日曜日ということもあってどちらの家族も揃い、だいぶ賑やかな空間に。


 歌音(皆忙しいのに、こうして駆けつけてくれるなんて……嬉しいな)


 改めて支えられていることを実感する歌音、照れ笑い。


 歌音(しかも私が音大を目指すと言ったのを皆知っていてくれたみたい)


 目の前に並ぶプレゼントを見る。

 どれも音楽に関係するプレゼントだった。


 ・オペラや様々なジャンルのDVD

 ・ガラスで作られたピアノのアクセサリー入れ

 ・スタイリッシュな楽器柄のマルチケースやスケジュール帳 など


 その中にひと際目をひくものを見つけ手に取る。


 歌音「こ、これって」
 奏「ああ、オタマトーンだ!」


 贈った本人である兄がオタマトーンを手に取り「ファ~」と音を出す。


 歌音「んふっ」


 妙に気の抜ける音に笑う一同。


 奏「ファ~(ファ~)」
 歌音「ま、まって。そんな顔で演奏するのはずるい! しかも声も出すなんて卑怯だよっ!」

 奏「なら誰が一番うまく演奏できるか勝負でもするか?」
 歌音「やるからには負けん!」


 なぜそうなったか分からない申し出だったが、テンションの上がっていた一同は乗り気に。

 そのままオタマトーンの演奏会が始まった。


 (演奏会のダイジェスト)


 ・汗を光らせてオタマトーンを演奏する奏(歌音兄)

 ・対抗馬で出てきた陽暁は圧巻の演奏を披露

 ・負けじと繊細な音色を出す音羽(歌音母)

 ・自前のオタマトーンを持ち出す陽暁の両親

 ・デュエットする歌音と陽暁

 ・笑い転げる一同


 など。


 (ダイジェスト終了)