あれから、早一か月 悟璃はあることで悩んでいた。



(獅藍さんの食生活がめっちゃ悪いっっ!!)



朝は惣菜パンを食べ、昼はカップラーメン、夜は冷凍食品。



(これ続けたら、絶対に死んじゃうよ…)



とカップラーメンをすすりながら、悟璃は思った。



そして、意を決して獅藍に尋ねた。



「し、獅藍さん、好きな食べ物は何ですか?」


獅藍さんは、不思議そうに首を傾げた。



「ちょっと気になって…」



「うーん、好きな食べ物か…オムライス、かな?」



「オムライス…!分かりましたっ!」