しばらく歩くと、一つの部屋に着いた。
男は、その部屋の扉をコンコンとノックした。
「ボス、入りますよ。」
ガチャリと扉を開けた。そこには、いくつものファイルがあり、真ん中に男の人がいた。この人はボスらしい。
「おう、ご苦労。で、そいつが例のやつだな。」
「はい、超能力も確認済みです。」
「でさ、保護すんだけど…。保護する先が急につぶれてしまってさ…」
ボスは苦笑いをして言った。
「お前のところで……保護してくれない?」
二人は、しばらく沈黙した。
「はぁぁああああ!!?」
「えぇぇぇぇえええええ!!??」

