余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす

そろそろ帰ろうと準備し始めると隣から

「華ちゃん、もう帰るの?」

「はい、夕飯の時間があるので。」

「実家ぐらし?」

「そうです。」

「送ろうか?」

「いえ、大丈夫ですよ。近いので。」

「そっか。じゃあ、気をつけてね。」

「はい、奥田さんも仕事頑張って下さいね。またお店で!」

「ありがとう!」
友達でも無いので、手を振るわけにも行かずぺこっと頭を下げてそそくさと足早に店を出た。
それにしても、ビックリした!会った事も、隣に座った事にも驚いたけど、何よりカードマン出来る男っぽかったしギャップにビックリ!