余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす

「どこか見たいお店とか、見たいものある?」

「んー?本屋さんと雑貨屋さんぐらいですかね。逆に、おく…じゃなくてこう…すけ…さんは、どこかありますか?」
めっちゃ、頑張ってるけど今のはちょっとバツかな〜

「特にないかな〜。雑貨屋さん良いね。俺も何か見ようかな。じゃ、ここに行こうか。」

「はい!あぁ…あの。手が…」

「ん?何?手がどうしたの?」
あわあわしてる。俺をどうしたいんだ!

「繋がってて、濡れてませんか?じゃなくて。えっと。あの。」

「プッ!なんだそれ。大丈夫だから。手繋いじゃダメだった?ダメって言われてももう繋いでるけどね。ほら、行くよ。」

雑貨屋さんに向かいながらまだ照れてる華を見る。こんなに、余裕無い恋愛これまでにした事あったかな?というか、今までの彼女には悪いけど、今までの恋愛はなんだったんだ?ってぐらい、夢中になってる。