余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす

「いや…本当ごめんね。初めてのお泊まりなのにこんな事になって。どっかに泊まりに行く?」

「この状況を見たらこのまま出かける気には…。とりあえず、お邪魔します。」

「本当にごめんね!すぐ片付けるから!とりあえず、どうぞ。」
入ってみると、1LDKの間取りで物はそこまで多くないがとにかくコンビニ弁当とお酒の缶。脱ぎ散らかした服に、仕事の資料かな?という書類や本が散乱していた。

書類などは仕事で使うものだから、私はゴミを集める事に。隣でスーツを脱ぐのも忘れて大急ぎで書類や雑誌を纏めている奥田さんを見ながら、本当に忙しかったんだなと思いつつ、そんな中でも連絡をしてきてくれていたんだなと思った。

意外とすぐに部屋は片付き、奥田さんがゴミを捨てながらコンビニに行っている間にお風呂を借りた。
お風呂から上がると上がると、すでに帰ってきていた彼。持ってきた夕飯を食べながらも、初めてのお泊まりなのに掃除をさせた事や、もっとスマートに招待する予定だったなどと色々反省していて年上なのに可愛い一面が見られて、ちょっと嬉しかった。