余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす

ブーブー
「はいっ!」

「もしもし?華ちゃん?今平気?」

「大丈夫です。忙しいのに急に電話してごめんなさい。」

「いや、大丈夫。ぼーっとしてて誰か見ずに電話取っちゃってごめん。さすがにみんな疲れが溜まってるから今日は帰ろうってなったとこだったからさ。で、どうしたの?」

「明日会えるかな?ってのと。それと、今から会えたりしないかな〜って聞きたくて。」

「今から?もう時間が遅いから明日にしよう。明日・明後日はちゃんと休めるから久し振りにデートしようか。って連絡しようと思ってたんだ。」

「これから会いたいんです。その…泊まりに行ってもいいですか?」

「えっ…泊まり?俺まだ泊まりの許可貰ってないから、それはちょっと。ご両親も心配するでしょ?」

「ママが最近ゆっくり会えてないなら、奥田さんさえ良ければ行ってらっしゃいって。なんなら、夕飯も持っていけば?って言うので、仕事中だと分かってたんですけど、思い切って電話してみました。」