3
しばらくして、えみは寝てしまった。
俺は、自分へ引き寄せて、ぼんやり外を眺めていた。
えみは、いつの間にか寝息を立てて俺の腕を枕にしている。
思った以上、呑気かもしれない?
「えみ、着いたよ」
到着し俺が肩を揺り動かすのに、えみはピクリともしない。
「えみ、起きろって」
えみから自分の腕を引き離して、大きく揺すってみた。
「うーん、まだ、寝てる……」
えみは、甘えた声音で目を擦っている。
思わず手は止まるが、起こさないといけない。
俺が動こうとした瞬間だった。
えみは、俺の胸元に飛び込んできた。
「!?」
寝ぼけているえみに、俺は呆気とする。
それでも起こさないといけないので、俺は我に返った。
「……えみ、着いたって」
「……もう、朝起きるの弱いって……。先に起き……」
えみは、はっと我に返ると言葉を切る。
一瞬、硬直して、目をぱちくりさせた。
ちらりと、呆気としてる俺を見る。
えみの顔は、林檎のようにみるみるうちに真っ赤に染まった。
しばらくして、えみは寝てしまった。
俺は、自分へ引き寄せて、ぼんやり外を眺めていた。
えみは、いつの間にか寝息を立てて俺の腕を枕にしている。
思った以上、呑気かもしれない?
「えみ、着いたよ」
到着し俺が肩を揺り動かすのに、えみはピクリともしない。
「えみ、起きろって」
えみから自分の腕を引き離して、大きく揺すってみた。
「うーん、まだ、寝てる……」
えみは、甘えた声音で目を擦っている。
思わず手は止まるが、起こさないといけない。
俺が動こうとした瞬間だった。
えみは、俺の胸元に飛び込んできた。
「!?」
寝ぼけているえみに、俺は呆気とする。
それでも起こさないといけないので、俺は我に返った。
「……えみ、着いたって」
「……もう、朝起きるの弱いって……。先に起き……」
えみは、はっと我に返ると言葉を切る。
一瞬、硬直して、目をぱちくりさせた。
ちらりと、呆気としてる俺を見る。
えみの顔は、林檎のようにみるみるうちに真っ赤に染まった。


