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 数日後、春日教授は約束通りえみを連れてきてくれた。

 えみは、薄化粧をしているものの、相変わらずあどけない彼女に苦笑してしまう。

 えみの衣装は、昨日とは違う。

 自身は、黒のTシャツに、Gパンだった。

 えみの格好は、初々しい乙女らしい姿。

 深すぎず広すぎず前後に開いたVネックの白シャツに、柔らかいピンクのフレアスカート。

 ベージュのミュールとスカートの丈も膝丈で、動きやすそうに見える。

 えみにとても似合う清楚で可愛らしいスタイルで、俺は好感が持てた。

 俺は、少し緊張気味ではあったが のんびりとした笑顔に心安らぐの覚えている。

「よろしくお願いします」

 ぺこりと頭を下げる姿に、なんだか微笑ましく思えた。