実際の事は分からないけど、
もしかしたら、夜久くん、
駅でわたしと世河くんが一緒にいるのを見たことがあって、
わたしの気持ちに気づいていて、
それでも今日までずっと想い続けてくれてたんじゃないかなって、
表情でそんな気がして、涙が零れ落ちそうになる。
わたしはとっさに右手の甲を顔に当てるもその涙は止まらず、右の掌を濡らしていった。
*
それからアイゼリヤを出て、その看板が見えなくなったところで、世河くんが足を止める。
「白鳥、少しは落ち着いたか?」
「うん」
「じゃあ、聞くけど」
世河くんは本気の目でわたしを見つめる。
もしかしたら、夜久くん、
駅でわたしと世河くんが一緒にいるのを見たことがあって、
わたしの気持ちに気づいていて、
それでも今日までずっと想い続けてくれてたんじゃないかなって、
表情でそんな気がして、涙が零れ落ちそうになる。
わたしはとっさに右手の甲を顔に当てるもその涙は止まらず、右の掌を濡らしていった。
*
それからアイゼリヤを出て、その看板が見えなくなったところで、世河くんが足を止める。
「白鳥、少しは落ち着いたか?」
「うん」
「じゃあ、聞くけど」
世河くんは本気の目でわたしを見つめる。



