「千煌、いいんかよ」
「ふたりで行かせて」
星谷くんが声を掛けると、
清丘くんは前髪をくしゃっと掴む。
清丘くんの表情から、辛い気持ちがぐっと伝わってきて、思わず目を逸らす。
すると、両指が薄くなってることに気づく。
まずい、ふたりに見られたら……!
わたしは両指をそれぞれ握り締めて隠し、立ち上がる。
「ふたりで行かせて」
星谷くんが声を掛けると、
清丘くんは前髪をくしゃっと掴む。
清丘くんの表情から、辛い気持ちがぐっと伝わってきて、思わず目を逸らす。
すると、両指が薄くなってることに気づく。
まずい、ふたりに見られたら……!
わたしは両指をそれぞれ握り締めて隠し、立ち上がる。



