好きなのに、進めない。【番外編】

「触らせて?」

「無理」

「良いじゃん!」

「無理!」

「ケチ!」

「はいはい」

「減るもんじゃ無いんだから!」

「ここ学校だろ、無理」

「じゃあ、帰りの自転車ならいい?」

「それも無理だな」

「服の上からで良いの。」

「何で?」

「昨日、雑誌の特集で見たけど司の方が絶対に綺麗だと思うんだよね。」

「その後、どうなるか分かってるなら俺の部屋でなら触って良いけど。」

「え?それは…」

「みのりって、たまに触らせてって言ってくるけど、気になるもん?」

「割れてる腹筋ってかっこよく無い?司のなら触り放題だし!」

「俺は、みのりの柔らかさが好きだから、腹筋触らせたら俺にも好きな所触らせてくれる?」

「やっぱり、腹筋は別の機会にしようかな…。」

「じゃ、今週末のデートは、うちで決まりな。」

「いや、司ママ達にも予定があるだろうから!」

「大丈夫。そろそろみのりちゃん呼んでって言われてるから、週末に遊びに来るって言っておくよ。」

「えー!司ママには会いたいけど、2人で出かけたり出来なくなっちゃうじゃん!」

「みのりがすぐに寝なきゃ良いだけだろ。」

真っ赤になったみのりを抱きしめた司でした。