年に一度、学校近くの大きな体育館を借りて行われる球技大会。わざわざ借りる必要があるのかはさておき、その日は授業も部活も無いから俺的には好きな行事。
何よりも、帰りはデートが出来る!最高!
付き合ってから初めての運動行事。
もちろんクラスで優勝したいけどそんな事より俺は、密かに憧れていた部活の俺のジャージをみのりに着せたい!
学校の伝統なのか、球技大会・体育祭では運動部の奴の彼女は彼氏のジャージを着てる。付き合ってる事を全校生徒にアピール出来るなんて羨ましくて、彼女が出来たら…厳密に言うとみのりと付き合えたら絶対に着せたいと思っていた。
そして、何より他の男を牽制する!
全校朝礼中にみのりにジャージを渡そうとしたら
「自分で持ってよ。」
「は?これ、着るだろ?」
「なんでよ?自分のパーカーあるし。司のジャージ大きすぎて無理でしょ。」
って…この天然女全然分かってない!
「運動部の彼女はみんな着てるじゃん?」
「あぁー…。でも別に、着ないといけないわけじゃ無いんだから私はいいや。」
「なんでだよ?」
「司のファンクラブに嫌がらせされそうだし、普段以上の視線を浴びたく無いから無理。」
「ちょっと来て。」
全校朝礼もちょうど終わったから観戦席にみのりを連れて行く。
「俺のジャージ着て欲しいんだけど。」
2人でベンチに座って腰に手を回し、みのりの顔をのぞき込みながらもう一度言ってみる。うるさい女どもがコートからなんか言ってるが無視だ!
「だから、いいってば。ほら、呼んでるし行ってくれば?」
下を向いているみのり。
「そんなに嫌?」
「だって…。司の彼女ですってみんなに見せびらかすみたいで、恥ずかしすぎる…。」
いやいやいや、これは可愛すぎる。
「みのりと付き合えたら体育祭と球技大会はジャージ着て欲しいと思ってたし、みんなにみのりは俺のってアピールしたい。」
俺、もう一押し!!
「バカじゃ無いの?そんなのしなくてもモテないから大丈夫だから!」
ダメだ、こいつは。俺の苦労を全然知らない。
これは、強行で行くしかない。
「じゃ、今も俺らを見てるから無理矢理着せるからな。みのりのこのパーカーは俺の腰に巻いとくわ。」
「も〜司必死過ぎ。じゃあ、ジャージは無理矢理着せられる事にするね。でも、私も少し憧れてたし司の匂いするし嬉しいかも。」
匂いって…またこの天然女は、色々我慢できなくなる発言を…
帰りはデートを早々に切り上げて部屋でイチャつこうと心に決めた司は自分のジャージを着ているみのりを見て大満足でした。
何よりも、帰りはデートが出来る!最高!
付き合ってから初めての運動行事。
もちろんクラスで優勝したいけどそんな事より俺は、密かに憧れていた部活の俺のジャージをみのりに着せたい!
学校の伝統なのか、球技大会・体育祭では運動部の奴の彼女は彼氏のジャージを着てる。付き合ってる事を全校生徒にアピール出来るなんて羨ましくて、彼女が出来たら…厳密に言うとみのりと付き合えたら絶対に着せたいと思っていた。
そして、何より他の男を牽制する!
全校朝礼中にみのりにジャージを渡そうとしたら
「自分で持ってよ。」
「は?これ、着るだろ?」
「なんでよ?自分のパーカーあるし。司のジャージ大きすぎて無理でしょ。」
って…この天然女全然分かってない!
「運動部の彼女はみんな着てるじゃん?」
「あぁー…。でも別に、着ないといけないわけじゃ無いんだから私はいいや。」
「なんでだよ?」
「司のファンクラブに嫌がらせされそうだし、普段以上の視線を浴びたく無いから無理。」
「ちょっと来て。」
全校朝礼もちょうど終わったから観戦席にみのりを連れて行く。
「俺のジャージ着て欲しいんだけど。」
2人でベンチに座って腰に手を回し、みのりの顔をのぞき込みながらもう一度言ってみる。うるさい女どもがコートからなんか言ってるが無視だ!
「だから、いいってば。ほら、呼んでるし行ってくれば?」
下を向いているみのり。
「そんなに嫌?」
「だって…。司の彼女ですってみんなに見せびらかすみたいで、恥ずかしすぎる…。」
いやいやいや、これは可愛すぎる。
「みのりと付き合えたら体育祭と球技大会はジャージ着て欲しいと思ってたし、みんなにみのりは俺のってアピールしたい。」
俺、もう一押し!!
「バカじゃ無いの?そんなのしなくてもモテないから大丈夫だから!」
ダメだ、こいつは。俺の苦労を全然知らない。
これは、強行で行くしかない。
「じゃ、今も俺らを見てるから無理矢理着せるからな。みのりのこのパーカーは俺の腰に巻いとくわ。」
「も〜司必死過ぎ。じゃあ、ジャージは無理矢理着せられる事にするね。でも、私も少し憧れてたし司の匂いするし嬉しいかも。」
匂いって…またこの天然女は、色々我慢できなくなる発言を…
帰りはデートを早々に切り上げて部屋でイチャつこうと心に決めた司は自分のジャージを着ているみのりを見て大満足でした。



