今日は体育館の設備点検と顧問の不在が重なって平日なのに部活が休み。さらに、ホワイトデーときたら放課後デートするしかないだろ!さりげなく羨ましい帰宅部カップルみたいで浮かれる俺。
バレンタインのお返しは、手作りなんてしたら母親にネタにされそうだし、何が良いかも分からないから本人に聞いたら、「デートしてクレープ食べる!」って、そんなんでいいのかよ?可愛すぎる返事が返ってきたので、今に至る。
「みのり、どれにするか決まったのか?」
「うーん、まだ。」
「2個頼めば?」
「今日は3つで悩んでるの!」
「どれだよ?」
「チョコバナナストロベリーアイスとレアチーズストロベリークリームとウィンナーチーズ!」
「さすがに、俺もそんなには食えないわ。」
「え?私が食べるんだけど!」
「どーせ、残して俺が食うことになるだろ。」
「いーや、今日はそんな事ないよ。」
「いや、ある。いつものパターンだから。」
「もー、すぐそんな事ばっかり言うんだから!」
「で、どうすんの?」
「3つ!」
「まじで食えんの?」
「え?分かんないけど、ウィンナーチーズはご飯っぽいから食べれる?」
「俺?」
「なんか、あったかいクレープ気になるでしょ?」
「いや、ガチでどーでもいいわ。甘いのよりは良いけど。」
「なんだ〜司食べれないの?」
「いや、食べれないのお前だろ?」
「決められないんだもん!」
「今日はとりあえず一個にして、また今度来りゃいいだろ。さみぃんだから、アイスのは今度にしとけよ。」
「だって、部活が忙しくなったら次にいつ来れるか分かんないじゃん。ここのお店、夕方で閉まっちゃうの!」
「休みの日にまた来ようぜ。とりあえず、チョコバナナなんちゃらは今度な!」
「本当に、絶対また来る?」
「おぉ。買って来るから座ってろよ。」
「はーい。」
もっと放課後デートしたいんだろうな。さすがに、部長がサボれないから引退したら毎日デートだな!
そもそも、あいつ寒がりのくせに3月の寒い日に外でアイスのクレープなんて食べれないだろ。絶対何にも考えてないわ。
「買ってきたぞ。どっちから食べんの?」
「あったかいの。」
「何で?」
「レアチーズストロベリークリームは味が保証されてるから。」
「どんな理由だよ。保証ない方が俺のだろ?」
「まぁね!んーーーー!おいしい!あったかいの食べた?おいしい〜!」
「まず、お前が初めに食べてるだろ!」
「食べて、食べて!」
「あ、美味いわ。全然あり。」
「本当!有りだね!!他のも味も気になるね〜!」
「だな!そういえば、ホワイトデーって本当にこれでいいの?」
「うん。ダメだった?」
「いや、なんか女子なら欲しいとかあるのかなって思ってたからさ。」
「あっ、憧れてて…。放課後に、司と試験勉強気にしないでデートしたかったから満足…しております…。」
下を向いてモジモジ話してるみのりが可愛すぎる。
「部活あるから帰宅部のやつらみたいにデートは出来ないけど、我慢しないで言えよ。なるべくみのりがしたいようにしたいし。」
「ありがとう!でも、この時間だと生徒が多すぎて見られすぎるからこういうのはたまにで良いかも。視線が痛すぎる。」
「じゃ、まだ途中だけど帰るか。」
「うん。」
ホワイトデーは、お返しのプレゼントをあげる予定が物欲の無いみのりの小さな憧れが知れて、ますます好きになった司でした。
バレンタインのお返しは、手作りなんてしたら母親にネタにされそうだし、何が良いかも分からないから本人に聞いたら、「デートしてクレープ食べる!」って、そんなんでいいのかよ?可愛すぎる返事が返ってきたので、今に至る。
「みのり、どれにするか決まったのか?」
「うーん、まだ。」
「2個頼めば?」
「今日は3つで悩んでるの!」
「どれだよ?」
「チョコバナナストロベリーアイスとレアチーズストロベリークリームとウィンナーチーズ!」
「さすがに、俺もそんなには食えないわ。」
「え?私が食べるんだけど!」
「どーせ、残して俺が食うことになるだろ。」
「いーや、今日はそんな事ないよ。」
「いや、ある。いつものパターンだから。」
「もー、すぐそんな事ばっかり言うんだから!」
「で、どうすんの?」
「3つ!」
「まじで食えんの?」
「え?分かんないけど、ウィンナーチーズはご飯っぽいから食べれる?」
「俺?」
「なんか、あったかいクレープ気になるでしょ?」
「いや、ガチでどーでもいいわ。甘いのよりは良いけど。」
「なんだ〜司食べれないの?」
「いや、食べれないのお前だろ?」
「決められないんだもん!」
「今日はとりあえず一個にして、また今度来りゃいいだろ。さみぃんだから、アイスのは今度にしとけよ。」
「だって、部活が忙しくなったら次にいつ来れるか分かんないじゃん。ここのお店、夕方で閉まっちゃうの!」
「休みの日にまた来ようぜ。とりあえず、チョコバナナなんちゃらは今度な!」
「本当に、絶対また来る?」
「おぉ。買って来るから座ってろよ。」
「はーい。」
もっと放課後デートしたいんだろうな。さすがに、部長がサボれないから引退したら毎日デートだな!
そもそも、あいつ寒がりのくせに3月の寒い日に外でアイスのクレープなんて食べれないだろ。絶対何にも考えてないわ。
「買ってきたぞ。どっちから食べんの?」
「あったかいの。」
「何で?」
「レアチーズストロベリークリームは味が保証されてるから。」
「どんな理由だよ。保証ない方が俺のだろ?」
「まぁね!んーーーー!おいしい!あったかいの食べた?おいしい〜!」
「まず、お前が初めに食べてるだろ!」
「食べて、食べて!」
「あ、美味いわ。全然あり。」
「本当!有りだね!!他のも味も気になるね〜!」
「だな!そういえば、ホワイトデーって本当にこれでいいの?」
「うん。ダメだった?」
「いや、なんか女子なら欲しいとかあるのかなって思ってたからさ。」
「あっ、憧れてて…。放課後に、司と試験勉強気にしないでデートしたかったから満足…しております…。」
下を向いてモジモジ話してるみのりが可愛すぎる。
「部活あるから帰宅部のやつらみたいにデートは出来ないけど、我慢しないで言えよ。なるべくみのりがしたいようにしたいし。」
「ありがとう!でも、この時間だと生徒が多すぎて見られすぎるからこういうのはたまにで良いかも。視線が痛すぎる。」
「じゃ、まだ途中だけど帰るか。」
「うん。」
ホワイトデーは、お返しのプレゼントをあげる予定が物欲の無いみのりの小さな憧れが知れて、ますます好きになった司でした。



