恋する気持ちとよつばのクローバー🍀*゜

***あの日の夜の、遥斗視点

――よし、咲良が風呂に入ったな。

 浴室からシャワーの音が聞こえてきた。

実は、僕も公園でよつばのクローバーを見つけてたんだ。咲良にはずっと笑っていてほしいし、幸せになってほしい。

 だから、こっそり咲良の鞄の内ポケットに、よつばのクローバーを入れた。

 咲良が幸せそうに笑っている姿を想像しながら。

 笑っている咲良の横に、ずっといられたら良いのに。

 咲良に、気持ちを伝えたい――。
 でも、まだ勇気がなくて言えなかった。

 

🍀𓂃◌𓈒𓐍