あなたのキスで血が巡る


その後、わたしは詳しく知らないが、広瀬さんには多大な罰が下ったらしい。

わたしはというと、玲の家で過ごさせてもらっていたが、このまま居させてもらうわけにもいかないよなぁ、、、と悩んでいた。

「リラ?」

玲に呼ばれ、ふと顔を上げる。

玲はソファーに座り俯くわたしの目の前にしゃがみ込み、わたしの両手を握り締めた。

「どうした?暗い顔して。」
「、、、わたし、玲に迷惑かけてばかりで、、、このままでいいのかなって、、、」
「迷惑?迷惑なんかかけられた事なんて無いけど?」
「だって、、、」
「リラ、、、"このままでいいのかな"って思ってるってことは、俺から離れて行きたいってこと?」
「違う!そうじゃなくて!、、、わたしなんかが、玲のそばに居ていいのかなって思って、、、」

わたしがそう言うと、玲は立ち上がりわたしを抱き締めた。

「そばに居て欲しいって、言っただろ。リラに、、、離れて行って欲しくない、、、」
「玲、、、」
「リラ?俺はまだ、ビジネスってものを学んでいる身だ。いずれ、親父の後は継ぐけど、それもまだまだ先の話。だけど、、、リラを幸せに出来るように頑張るから、、、これからも俺のそばに居てくれないか?」

玲の言葉に涙が溢れてくる。

わたしの為に、幸せに出来るように頑張る?
そんな言葉、、、わたしには勿体なすぎるよ、、、