「さぁ、行きますよ〜。」
そう言って車を出す日野石くん。
車内には、RADWI◯PSの曲が流れていた。
「野花ってさ、いつも家に居る時、何してるの?」
「家に居る時?んー、、、いつもソファーに座って、空見てる。」
「空?」
「うん。空見るの好きなんだぁ。こんなわたしでも、、、みんなと同じこの空の下に存在出来てるのかなって、そう思えるというか、思いたいから。」
わたしがそう言うと、日野石くんは「空かぁ、、、。でも、野花は確実にみんなと同じ空の下に存在してるよ?そして今、俺の隣に居る。」と言った。
「わたし、、、日野石くんの隣に居て、いいのかなぁ?」
「えっ?何で?」
「だって、、、日野石くんとわたしじゃ、住んでる世界が違う気がして、、、。わたしなんて、ただの穢れた存在だから、、、」
「そんな寂しいこと言うなよ。俺たちは住んでる世界は同じだし、対等な関係だよ?野花は、穢れた存在なんかじゃない。」
日野石くんにそう言われ、わたしは戸惑った。
え、、、対等な関係で、いいの?
日野石くんとわたしが?
「野花は、自分のことを卑下し過ぎだよ。そんなに自分を虐めるなよ。でも、、、そう思ってしまう程、ツラい思いをして生きてきたってことなんだよな。凄いよ、、、野花は凄いよ。」
凄い、、、?わたしが?
気付けば、わたしの頬には涙が伝っていた。



