「へぇ。松崎さんもやるじゃん」


南は笑いながら、「どうだった?キス、うまかったの?」


「何言ってるの!……突然だったからそんなのわかんないわよ」


「ふーん。じゃあさ、イヤだった?」


「えっ?」


「松崎さんにキスされて、イヤだった?」


「それは…」


理穂は黙りこんだ。


イヤかと訊かれると、イヤじゃなかった。


そんな理穂を見て南は、


「そっかそっか」


と、ニヤニヤしながら頷いた。


「えっ、何よ?」


「ううん、別に」


南は何やら嬉しそうにビールを口にはこんだ。