「じゃ、お疲れ」
司の言葉とともにペコってお辞儀だけして電車から降りる。
「「「「お疲れっす」」」」
ストーカー君が、降りないのを確認して2人で歩き出す。こっから結構普通モード。

「ねーねー」

「なんだよ。」

「数学の移動教室の席にみのりラブって彫刻刀で彫らないでって、あの子に言ってくれた?」

「いや、普通に言えねーだろ!」

「はぁ〜、使えないわ〜。
あれ、先生に呼び出されて職員室中で笑われたんだから。もうお嫁に行けない!恥ずかしすぎる!私は被害者なのに!明日部活行きます?とか、恐ろしいラインまで来る!くそ〜アドレス交換しなきゃ良かったよ。部長もあの子も怖い!男バス怖!!」

「誰か物好きがいるかもしれないから、まだ望み捨てんな。あと、怖いの俺完全に関係無いだろ。
ほら改札だぞ。今日は迎えあんののか?」

「んー。連絡してないし来ない。」

「なら、めんどくせーの後ろにいるっぽいし、いつもの所いるか送ってく。」

「うん、じゃーね」