出口を出て、そのまま救護室へと運ばれる。
幸いにも救護室はお化け屋敷から近いところに会った。いくらアイドルで鍛えているといえど、体型管理もしていない27歳の私を長時間運ばせるのは申し訳なかった。
「捻挫したのどっち?」
救護室について、ベッドに下ろすと、すぐ猫屋くんはそう尋ねてくる。
「左…あのごめんなさい。ほんとに重かったよね。」
私は謝ったが、「別に大したことじゃない。」と言い、的確に応急処置をしてくれた。
「ありがとう。猫屋くんは応急処置まで完璧なんだ…」
「まあ、ダンスとかしていると、怪我するメンバーもいるし、一応できる。」
と猫屋くんはぶっきらぼうに言った。
「ごめん。せっかくドラマの参考にって連れてきてくれたのに。こんなことになっちゃって、」
「…あーじゃあその代わりにさ、」
というと猫屋くんは少し考え込む。
「練習、付き合ってくんない?」
「え、練習…!?練習ってなんの」
と聞き返すと
「ドラマだよ。ちょうど、恋人が、貧血起こして家まで運ぶシーンがあるんだ。」
「無理だよ…。それにセリフもわからないし…!」
「ふーん、俺に感謝してないの?」
とニコニコしながら見下ろす猫屋くん。ニコニコしているけれど、完全に笑っていない。
「わ、わかりました。」
「それにセリフは別に言わなくていい。俺が勝手に練習するだけだから。じゃ、いくよ」
ふー、と言いながら目を瞑る猫屋くん。しばらくして目を開けると、スイッチが入ったのか、少し別人に見えた。
『お前は、いつもそうやって…俺を困らせる…。』
額に手を置かれ、顔が近づく。近い、近い近い…!どくん、どくんと心臓が跳ねる。聞こえてないかな...あとでまたチョロいって揶揄われるんだろうな..。
『そうやって無理して、度がつくほど真面目で、』
『もう、あんまり心配させんなよ…』
頭を少し強引に引き寄せられる。
っ…!今なにが起きているの?判断までに時間がかかった。
猫屋くんの肌を、匂いを今までにないほどに感じる。
今、私、猫屋くんとキスしてる。
幸いにも救護室はお化け屋敷から近いところに会った。いくらアイドルで鍛えているといえど、体型管理もしていない27歳の私を長時間運ばせるのは申し訳なかった。
「捻挫したのどっち?」
救護室について、ベッドに下ろすと、すぐ猫屋くんはそう尋ねてくる。
「左…あのごめんなさい。ほんとに重かったよね。」
私は謝ったが、「別に大したことじゃない。」と言い、的確に応急処置をしてくれた。
「ありがとう。猫屋くんは応急処置まで完璧なんだ…」
「まあ、ダンスとかしていると、怪我するメンバーもいるし、一応できる。」
と猫屋くんはぶっきらぼうに言った。
「ごめん。せっかくドラマの参考にって連れてきてくれたのに。こんなことになっちゃって、」
「…あーじゃあその代わりにさ、」
というと猫屋くんは少し考え込む。
「練習、付き合ってくんない?」
「え、練習…!?練習ってなんの」
と聞き返すと
「ドラマだよ。ちょうど、恋人が、貧血起こして家まで運ぶシーンがあるんだ。」
「無理だよ…。それにセリフもわからないし…!」
「ふーん、俺に感謝してないの?」
とニコニコしながら見下ろす猫屋くん。ニコニコしているけれど、完全に笑っていない。
「わ、わかりました。」
「それにセリフは別に言わなくていい。俺が勝手に練習するだけだから。じゃ、いくよ」
ふー、と言いながら目を瞑る猫屋くん。しばらくして目を開けると、スイッチが入ったのか、少し別人に見えた。
『お前は、いつもそうやって…俺を困らせる…。』
額に手を置かれ、顔が近づく。近い、近い近い…!どくん、どくんと心臓が跳ねる。聞こえてないかな...あとでまたチョロいって揶揄われるんだろうな..。
『そうやって無理して、度がつくほど真面目で、』
『もう、あんまり心配させんなよ…』
頭を少し強引に引き寄せられる。
っ…!今なにが起きているの?判断までに時間がかかった。
猫屋くんの肌を、匂いを今までにないほどに感じる。
今、私、猫屋くんとキスしてる。



