約束の後

そうか?仕事以外は結構フランクに会話してたつもりだったんだけどな〜と、言いながら向かいでオレンジジュースを開けている、憧れの先輩。

「うちの奥さんが妊娠8ヶ月でさ。そろそろ必要なものとか買い揃えないといけないから、俺がたまひよ先生にご教授頂いてるのを聞きつけた俺の奥さん大好き親父が、出産準備品を全部買いたいって言って来たからシカトしてたわけよ。そしたら、アランとバーから飲んでる途中に、悪ノリしてこっちの昼休みを狙ってミーティングをぶっ込んで来たってわけ。しかも、画面の端に、チラチラ見えてたからアランとの会話聞いてるのモロバレ。あそこの会社の役員の1人って、私用でしょーもない事してきて、おかしいやつだろ?いっそのことクレーム入れるか?」
ケラケラ笑ってる、長沢さん幸せそうで、羨ましいっす!

「素敵な家族なんですね!なんか、羨ましいっす!奥さんもそんなに旦那さんの家族に大切にされて幸せっすね!」

「うちの家族は、俺よりも奥さんの方が好きなんじゃないかな?20年ぐらい娘になって欲しいって熱望してたから。」

「え?20年?20っすか?えっと…って言うと、小学生?幼稚園?あれ?幼稚園っすか?」

「そう。5歳ぐらいから。」
マジっすか!めちゃめちゃ純愛!イケメンすぎます!