「さすが、涼だな。偉そうだし。あいつの執念深さ半端ねーな!」
「偉そうなのは、昔から変わらないけど優しすぎるところもそのまんまだよね。まだ性別も分からないのに、子供が女の子だったら、心配すぎて仕事に行けないって既にぼやいてるよ。」
「キモッ。でも、あいつならやりかねないな!」
2人で、暴走する涼を想像して笑っていると順番が来たようで、名前を呼ばれた。
ーー長沢さん、中待合にお入り下さいーーー
自分(おれ)の苗字が呼ばれたけど、診察に向かうのはなぁちゃん。憧れのおねぇちゃんと同じ苗字なんて不思議で未だに慣れずにいる。
今日は、仕事がどうしても抜けられない兄貴から何があるか分からないから、細心の注意を払って付き添えという命令が下って、なぁちゃんの妊婦健診の送迎で、産婦人科に付き添いに来ている。
「偉そうなのは、昔から変わらないけど優しすぎるところもそのまんまだよね。まだ性別も分からないのに、子供が女の子だったら、心配すぎて仕事に行けないって既にぼやいてるよ。」
「キモッ。でも、あいつならやりかねないな!」
2人で、暴走する涼を想像して笑っていると順番が来たようで、名前を呼ばれた。
ーー長沢さん、中待合にお入り下さいーーー
自分(おれ)の苗字が呼ばれたけど、診察に向かうのはなぁちゃん。憧れのおねぇちゃんと同じ苗字なんて不思議で未だに慣れずにいる。
今日は、仕事がどうしても抜けられない兄貴から何があるか分からないから、細心の注意を払って付き添えという命令が下って、なぁちゃんの妊婦健診の送迎で、産婦人科に付き添いに来ている。



