約束の後

一通り説明を聞いて、ついでに母子手帳も貰って帰宅すると家の中が凄い事に…

「うちに空き巣入った?」

「わりぃ。帰ったら渚倒れてたから、とにかく早く病院
連れて行かないとって思ったのは覚えてるけどこんなに散らかした記憶無い。」

「いや、こちらこそご迷惑おかけしました…とりあえず、片付けようか。」

「渚座ってるか、横になれば?俺の出張の荷物だから。」

「んー。じゃあ両家に報告の連絡しようかな。」

「渚んち先にしたら?うちは、ウザい反応が容易に想像つくから。」
両親達に、報告すると大喜び。

まだ心音確認までしか出来ていないから性別なんて分からないのにアレコレ買おうとする涼ちゃんパパ。
涼ちゃんママに、キツーく止めらるといういつも通りの流れに笑い。母達からは無理しないように、とりあえずすぐやってくるであろう悪阻を頑張ってと応援された。
最後に涼ちゃんは涼ちゃんママからかなりきつめに妊婦のメンタルやら体の変化の勉強をしろと指令が下されていた。

片付けや電話がひと段落して、2人でゆっくりエコーを見る。まだ、お腹はぺったんこなのにここに小さな小さな心臓が動いているなんて不思議。全然実感ないけどね、なんかお腹をさすっちゃう。あと、精神的強くなった気がする。これも母性本能ってやつ??