期限の無い約束

「こんにちは、ご無沙汰してます。」

「おかえり。久しぶりだね、涼くん。こないだは、電話ありがとう。それと、渚を「おじさん。俺から言わせて。」
やっぱ、そこはきちんと伝えたい。ここにいるみんなは俺の気持ちを知ってるけど。

「小さい時から、ずっと渚が好きで…」

「うん。」

「渚さんと、結婚させてください!」

「そんなの、2人が決める事だろ。小さい時から涼くんが渚を好きなのは知ってたし、結婚相手が涼くんで私達は嬉しいよ。挨拶なんて良いって言ったのに、わざわざありがとう。こちらこそ、娘をよろしくお願いします。」

「涼ちゃん、お昼まだでしょ?みんなでバーベキューするから、食べて行く?」

「はい、渚は?」

「涼ちゃんパパともう外にいるわよ。」
外を見たら、二人が並んで何か飲んでる。
親父の顔、デレデレしすぎだろ。このワイワイした雰囲気の中、婚姻届のサイン頼める感じ無いし、後でか。