期限の無い約束

こっちの気も知らず、お風呂をのんびり堪能してご機嫌で上がって来た渚。
向こうの支店の女の子達にリサーチしてお土産に買って来たシャンプーを気に入ってくれたらしい。
上がってすぐに、「アイス食べよう!」は良いけど子供じゃないんだから髪の毛乾かせよな。

「髪の毛乾かしてからにしたら?」

「んー?後でいいや。今タオルが水分を吸い上げてるとこだから、待機中!りょうちゃんアイスいる?私イチゴだから、りょうちゃんチョコね!」

「風邪ひくし、ドライヤー出してあっただろ?」

「んー。めんどくさい。」

「サクッと乾かして来いって。」
ダルそうに、バスルームに行ったと思えばドライヤーを持って来て

「じゃあ、乾かして。アイス食べてるから。」

「俺かよ!適当で良い?」

「ちゃんと、やってよ?」

「なら、自分でやれよな〜こんな長い髪の毛乾かした事無いし、俺のアイス溶ける。」

「頑張ってね、アイスは冷凍庫に戻しておいたから。溶ける心配しないでいいよ。」

「お前、そういうとこはしっかりしてるのな。」

「ふふっ。だって、会社ではあんなに大胆だったのに家ではなんか避けてくるじゃん?せっかく、花梨の結婚式ぶりに会えたのになんか嫌。だから、乾かしてもらうの。」