期限の無い約束

「覚えてるよ。りょうちゃんがキラキラくれてさ。私がもっと探したい!って言ったら、ひとつでいいって探させてくれなくて。」
ダメだよ。全身が心臓になったみたい。
こんなの私が告白してるみたいじゃん。

「で?」

「それでさ。それで… 」

目を合わせられなくて繋いだ手を見ながら話す私の頭に
大きな手が置かれ、そのままりゃうちゃんの胸に体ごと引き寄せられる。もう泣きそう。

「それで、6歳の俺にプロポーズされたんだろ?指輪してないって事は"ぜったいのずっとのやくそく"覚えてたって事でいいよな?」

「そんなの覚えてない。」
なに、これ。めちゃくちゃ恥ずかしいやつ。
絶対覚えてるのバレてるよ!

「はいはい。顔あげてみせて?」

「いや。化粧落ちてるから。」

「昔はいつもスッピンだっただろ。」

「それ、幼稚園でしょ!今は大人なの!」

恋愛ドラマみたいなこんな展開、本当聞いてない!
自分がどんな顔をしてるのかわからないけど、絶対に顔は真っ赤だと自信を持てる。

「どんな顔でもいいから、ほら。」

頭の温もりがなくなると、すぐに頬に手が添えられて上を向かされる。