チョコとの恋は甘すぎる

プロローグ


かつて、


『伝説のチョコレート王』


と呼ばれていたほど


チョコレートを愛する者がいた―。


その者は、例え同じ人が作ったチョコレートでも、それぞれの良さや違いを見抜くことが出来ていた。


故に、チョコレート達にとってヒーローのような存在で、憧れの人であった―。