「いや、行きたいけど、三上君はもう結婚してると思うよ。
だから会うと辛いから行きたくないんだけど」

「私が聞いた話では三上は結婚してないらしいよ。
もう、彩綾は初恋拗らせてるんだからいい加減告白しなさい!!
私が彩綾のこと可愛くしてあげるから。」

彩綾はそのままでも可愛いけどねと言う悠里ちゃんに少し照れる。
それもそのはず、悠里ちゃんは美容院でアシスタントとして働いている。
練習という名のカットモデルを何度かしたことがある。

その時だけはメガネを外しメイクもしてもらうので別人みたいになれる。
悠里ちゃんの美容院の紹介サイトで私の写真が載っているが誰も私だと気づかないだろう。

「わ、わかった。同窓会行くから。
頑張って三上君に話してみるよ。」

「じゃあ、また連絡するからね〜」
そう言って悠里ちゃんとの会話を終えた。

でも、三上君は優しいしイケメンだから彼女いるだろうな‥
でも、このままじゃ前に進めないしせっかく悠里ちゃんが背中を押してくれるから頑張ろう。