君の瞳の中で生きてみたくて


「わたしも、ずっと、千空くんのそばに居たい。」
「本当?」
「うん。わたしね、千空くんのその綺麗な瞳に映る世界の中で生きていきたい。」

わたしがそう言うと、千空くんは照れくさそうに微笑み、「随分お洒落なこと言うな。さすが作家だ。」と言った。

「もう、からかってる?本当にそう思ってるから言ったのに。」
「ごめん、からかったつもりはなかった。ただ、嬉しくて。」

千空くんはそう言うと、わたしの瞳を真っ直ぐに見て「俺の瞳には、なごみしか映ってないよ。」と言い、それからなぜか笑い出すと、「自分で言っといてだけど、俺、キザなこと言ってんな。」と言った。

そして、わたしたちは笑い合った。

と思ったら、ふと目が合って、何だかこそばゆい気持ちになった。

あれ?この雰囲気って、、、

そう思ってると、千空くんはコツンとおでこをつけてきて、それから鼻が触れ、ゆっくりと唇を重ねてきた。

それは一瞬だったが、柔らかい感触がハッキリと分かって、お互いに照れ笑いを浮かべた。

千空くんはわたしを強く抱き締めると、「さぁ、寝るか。今日はこのまま寝る。」と言った。

「ベッドこんなに広いのに、めっちゃスペース空いてるね。」

わたしがそう言って笑うと、千空くんは「じゃあ、シングルベッドに買い替えるか。」と言い出した。

「それじゃあ、狭くない?」
「狭くないよ。毎日こうしてくっついて寝れるじゃん。」

そう言って千空くんはわたしの頭にキスをすると「なごみ、おやすみ。」と言った。

「おやすみ、千空くん。」

千空くん、そう言ってくれるってことは、ずっとわたしはここに居ていいんだよね?

わたしは千空くんがわたしを包み込む腕に手を添え、眠りについた。