そばにいるって、君が忘れないように

のどかが教室から帰ったあと、僕たちはすぐ集まって会議をした。


「もうのどかに全て打ち明けたほうがいいんじゃない? あんな失敗があった以上……」と純斗が指をもじつかせながら言った。


「でも……今までみたいに接することができなくなるよ、たぶん」
 

亮が言う。


「うん……」
 

純斗はしゅんとしてしまった。
  
こういう話になるといつも純斗は捨てられた子犬みたいな顔をする。


「まぁ、そうかもね」と僕が言う。

 


だって俺たちは、のどかを守る〝小人〟なんだから。




「キングはどう思う?」と亮が訊くと

「わしは……言わないほうがいいと思う。このまま嘘を吐き通して、のどかを守るほうがいいんやないかな?」とキングは、らしくない真面目な表情で言う。


「それもそうだな」
 

創が納得したようだった。