そばにいるって、君が忘れないように






のどかside



「ん……」


目を覚ますと、そこには静まり返った部屋があった。


「あれ、亮先輩……? みんな……?」

 
ん、ベッド? 

私、寝ちゃってたの……いつのまに……。


「ハァッ!」
 

もしかして、怒って帰っちゃったとか!? 

勝手に寝ちゃったからきっと怒っちゃったんだよ、絶対そうだ。

 

不安になりながらも私は一階に下りてリビングへ行った。

家中にはおばあちゃんの料理の匂いが漂っていた。

 
もうこんな時間か……。
 

辺りはすっかり暗くなっていた。


「おばあちゃーん?」と呼ぶと「あっ、のどか起きたの?」という声がしたが、その声はおばあちゃんのものではなかった。


「え……? キング?」